セレック治療

■セレック治療について

当院では、コンピューターを使用して人工歯を作成するセレック治療を行っております。
セレック(CEREC)はシロナ社が開発したCADCAMを使用してセラミックを加工するシステムの製品名です。
コンピュータでデザインしセラミックブロックを削ることにより人工歯を作るため、安定して精度が良く、強度が強く、安価で作成できる夢のような治療方法と言われ注目されています。

■通常の歯科治療との差

通常であれば修復物である銀歯や通常のセラミックの歯は、印象といって型どりを行い、歯科医院から技工所に製作を依頼します。
そして歯科技工士さんが手作業で石膏模型から人工の歯を製作します。
人が製作すると、その時の気分や作る技工士さんなどによって若干のずれが生じてしまいます。
これはどうしても人間が行うことなのでどれだけ熟練した技工士さんでも、完全になくすことが出来ませんでした。
しかし、セレックシステムであれば技工所に依頼する必要がありません。
当院では行っておりませんが、最短治療当日に修復物が完成するということも可能になり、その日のうちに適合の良いセラミックの被せ物を装着することができます。

■世界一のCADCAM装置

CERECは、約30年前に開発され改良を重ねながら現在世界で最も販売されている歯科用のCAD/CAMシステムです。

セレックの特徴
世界で最も選ばれているCAD/CAMシステム
●約30年間におよぶ継続的な研究開発
●800万本以上の修復物が装着
●250を超える学術的臨床検証実績
●95%の長期残存率

目立つ銀歯を白くしたいかた、セラミック治療を安くしたいかた、金属アレルギーが心配な方そのような方々にお勧めできる新しいセラミック治療が「セレック治療」です。

■セレック治療の利点

セラミックを歯に入れることは、見た目が良いだけとか変色しないとかが利点だと思っておられる患者様が多数いらっしゃいます。

しかし実はセラミックが最も優れているのは、虫歯の細菌が付着しないということなのです。

■セレック治療の利点・欠点

利点
●とても高い耐久性を持ちます。
15年後の残存率を調べた臨床研究によれば、通常の治療では約68%なのに対し、セレック治療は約93%と非常に高い結果を出しています。
通常のセラミック修復はセラミックのパウダーを重ねて焼いていくのですが、セレックは削りだしのため気泡などの混入がありません。

●金属アレルギーを起こしません
金属を使用していないため金属アレルギーを起こしません
セラミックは体に優しい素材です

●審美性にすぐれます
金属ではなく上質なセラミックを使っているので、自然で美しい見た目を実現できます。
セレックはメタルポンドと呼ばれる従来のセラミック治療と違って金属は全く使用しませんので金属アレルギーの心配もありません。

●治したところが虫歯になりにくいです
光学印象を使用するため高精度に歯に適合します
セラミックはプラークがつかないため虫歯になりにくいです


欠点
●強い衝撃により、欠けたりすることがある
●歯と一体化させる接着技術が困難
●保険が効かないため費用がかかる

■セレック治療の流れ

① 通常通り虫歯を除去します。セットする歯の色を相談します。
その後、虫歯を除去した部分をセレック用口腔内スキャナにてスキャンを行います。

② CAD(コンピューターによりデザインします)
③ セラミックの既成のブロックをミリングマシーンにて削合します
④ 完成した歯を歯科技工士が細かい色調や形態を調整します。
⑤ セットします。

今まで歯科技工士が1つずつ手作りしていた「インレー(歯の詰め物)」や「クラウン(歯のかぶせ物)」などの歯の修復物をコンピューター制御によって作成。
最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)し、患部の歯列をモニター上に再現。コンピュータの3D画面上にて修復物を設計、作製します。

ヨーロッパ、アメリカを中心に活躍し1000万件以上の症例数と20年にわたる実績を持つ安心と信頼の歯科用機器です。

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